六 窓 庵 型 灯 籠
利 久 型 灯 籠
吉 野 型 灯 籠







実に不思議な形をした灯籠で、本来は仏塔だったの
ではないかという推測もある六窓庵型。宝珠は完全
に開き切った蓮弁の状態を示しているようで、下に
円柱状の2本の帯を締めた形の露盤がつきます。六窓
庵型特有の笠は、下部が六角で上から同心円を描
き、段差をつけながら下がっていきます。軒端は六
角で各隅をはね、軒下は真っすぐ。火袋は六面構成
で前後に火口があり、他の四面に立姿の仏像を浮き
刻りにします。中台は受け壇もなく、上部は六角、
下部は丸くし、十二弁の請蓮華を刻ります。側面は
二区に分けて四角の枡を刻ります。柱は上下部を絞
った形で胴張りをもたせ、上下部に二本の節を刻
り、節間と柱の中央部に細い一本の筋を刻ります。
地輪は六角地輪で、上部に丸みをつくり、そこに二
十四弁の地輪の花を刻り、側面は四角の枠を刻って
二区に分けます。

小型ながら豪華さが漂う利久型灯籠。利久とい
えば、茶人・千利休を連想しますが、この灯籠
の場合は正式には「利久」を当てます。名前か
ら利休や茶道との関連を考えますが、とくに関
わりを示すものはありません。宝珠は、請花も
露盤もなく珠だけ。笠は六角で、真中が太い三
本の刻り込みのある隆棟が、中央から各隅につ
ながり、先端には蕨手があります。笠は厚く、
下部は外側に広がり跳ねたつくり。軒は一重軒
です。火袋は六角で若干胴張りのある形、丈は
少しつまっており前後に火口があります。六面
には一般的に日、月、雲を刻り、反対側に一面
を上下に分けて上に縦連子の簡略化したもの、
下に+、×を刻ります。中台は独特で、上
部に一段の受け壇がつき、側面はなしで中台の
下部と柱との連結部から上に向かって、花弁の
長い十二弁の複弁の請蓮華を刻ります。

小型でシンプルながら、随所の丸みに女性的な魅力が漂う型です。吉野という名称から考えて、奈良県の吉野の方から来たものといわれていますが、定かではありません。宝珠は六枚の花弁で玉を包む形をし、露盤はなし。笠は円形で、花を伏せた形で六花弁のようにつくります。火袋も円形で上下部に丸みをもたせ、丈は短くします。前後に火口があり、左右には月と日を刻ります。中台は花を上に向けた感じで六花弁のようにつくり、側面はなく丸くして柱へつなげます。柱も円柱で下部から細く刻り、上部から約四分の一の部分に帯を巻いたようにつくります。地輪は花を伏せた形で六花弁を刻り、伽藍地輪に仕上げます。全体に円柱を基本とした形で宝珠、笠、中台、柱、地輪が各々六割されており、その線が上から下まで無理なく通っている点が目をひきます。



濡 鷺 型 灯 籠
三 日 月 堂 型 灯 籠
西 之 屋 型 灯 籠







独特な形の為、一目で印象に残る濡鷺型灯籠。火袋
に鷺を刻っていることと全体の形から、霧雨の中に
立つ鷺のイメージが伝わります。宝珠は玉の下に請
花がなく六角の露盤がつきます。濡鷺型の大きな特
長である笠は、円形で蕨手もなく、大きく重厚な
形。その笠を六割する形で隆棟が浮き刻りされてい
ます。また軒の部分は隆棟も含めて一直線に切落さ
れており、そのシャープな線は、他に類を見ない大
胆さです。火袋は丈が短く、六画六面。前後に火口
をつくり、他の四面には鷺を浮き刻りにし、&#
215;、+、雲を刻ります。中台は大型で枠をとらず
各面いっぱいに格狭間を刻り、側面を受ける形で六
弁の複弁の請花を刻ります。柱は上、中、下部に子
節をもった節を刻り、その節の間をえぐり込んだ形
にします。地輪も複弁で六弁の反花を刻り、伽藍地
輪に仕上げます。

不思議なアンバランスの魅力をもつ、三月堂型
灯籠。本歌は奈良・東大寺の法華堂の前に建っ
ており、建長6年大陸の方より渡ってきた石工、
伊行末作であると柱に刻られています。宝珠の
先端のエンソは短く、宝珠、中台、地輪に刻る
蓮華は全て単弁です。笠は六角で中央から隆棟
があり、各隅に蕨手がつきます。笠が小さいの
で、火袋から中台にかけて重厚な感じを受けま
すが、全体には厚みが薄い特徴をもっていま
す。火袋は前後に火口があり、上部に横連子を
刻り、その下に縦連子、格狭間と続きます。こ
れらの枠の線の美しさは、見所の一つです。ま
た、格狭間の下には単弁で必ず十二枚の請蓮華
がつきます。柱は上部を細く下部を太くつくる
のが特徴。地輪は柱の受けがあり、単弁で八枚
の反花があります。上が十二枚、下が八枚がき
まりです。

神仏混淆といった感じの、アンバランスで不思議な構成が魅力の西之屋型灯籠。本歌は、奈良の春日大社にあります。宝珠は珠、請花、露盤の三層からなっています。笠は四角で四隅は外に向かって跳ねた形。軒の上に張りをもたせ、下には垂木を刻ります。火袋も四角で前後に火口があり、二面の上下部に横帯、左右には縦帯を刻り込み、その中に幕を刻ります。中台は四角で二段の受け壇がつき、側面は二区に分かれます。中台の下側には四角の面に複弁の蓮華を刻ります。柱も四角で上、中、下部とも同じ太さ。地輪も四角で、上部に中台の下部の蓮華同様、蓮弁を刻ります。地輪の側面は、二区に分けてそれぞれ格狭間を刻ります。西之屋型は、五尺から五尺五寸程度のものが一番バランス良く、映りもよいようです。



柚 木 型 灯 籠
江 戸 型 灯 籠
奥 之 院 型 灯 籠







本歌は奥之院型同様、奈良の春日大社にあり、以前
若宮社の柚の木の下にあったことから、柚木型灯籠
とよばれるようになりました。宝珠は、珠だけが笠
の上にあります。笠は八角で、中心部から各隅に三
本のロープが合わさった形で隆棟が刻られ、蕨手は
ありません。火袋も八角八面構成で、前後、横の二
方向に火口があり、他四面は上から横連子、縦連
子、二重にした枠、その下に枠をとって格狭間を刻
ります。火袋の受け壇も八角で二段構成の蓮台式。
側面がなく柱の接点から上に向かい八弁の単弁で割
り花も刻る蓮弁を刻ります。柱は、上、中、下部と
も同じ太さで、親節と子節を刻ります。地輪は六角
で、中央部が少し窪み外に向かって盛り上がった形
になり、蓮弁は割り花のついた十二弁の蓮華を刻り
ます。各側面には枠を刻り、格狭間を一つずつ刻り
込みます。

従来にない構成や新しい試みが光る江戸型灯
籠。名前から考えると、江戸の地と関わりがあ
るのか、または江戸好みといったところなのか
定かではありません。宝珠は珠と簡略化した六
弁の請蓮華がつき、露盤はなく直接屋根につづ
きます。笠は六角で中心から各隅に向かって隆
棟があり、その先端は垂直に切られ、仏閣屋根
の鬼瓦のようです。蕨手はなく笠の先端は跳ね
てあり、軒下は雨返しもなく直線的。火袋は区
切られ、下部に六本の足がついた形で他に類を
見ない様式です。構成は六角六面で、前後部に
火口があり、他四面は右から縦連子と共に&#
215;、月、+、日を刻ります。中台は六割した
形で、簡略化した六花弁を刻ります。柱は六面
で各面に丸味をもたせており、上から下まで六
割した縦線を通す点が特徴的。地輪も簡略化さ
れた六花弁で、伽藍地輪に仕上げます。

形は春日型灯籠に似ていますが、全体的に彫刻が多く豪華なのが奥之院型灯籠。本歌は春日大社の奥之院の前に建っているものといわれており、装飾の多さから春日型より一ランク上とみられています。宝珠は下から露盤、請花、宝珠の三層から成り、形は春日型と全く同じです。笠も同じ形ですが、軒の部分に相違があり、春日型の一重軒に対し、軒端の笠の厚み部分に切り込みが入った二重軒になっています。火袋は六面。上下部に各二本ずつ四本の帯が入るのが特徴です。中台は側面の部分に十二支が刻られていますが、この様式は、他に類を見ないもので大きな特徴になっています。柱は円柱につくり、春日型と同じように上、中、下部に節をつけます。地輪は六角地輪で下に泥台をつけるというのが本式。上部を請花と反花の二段につくるのが特徴です。



善 導 寺 型 灯 籠
泰 平 型 灯 籠
春 日 型 灯 籠







どっしりとした重厚さと安定感が魅力の善導寺型
灯籠。本歌は京都の善導寺にあります。岡崎でつ
くられている善導寺型と部分的に似ていますが、
形はほとんど違います。宝珠は他の多くの灯籠に
見られる蓮華、露盤がなく、笠の上に宝珠だけ。
笠は六角で各隅に蕨手がありますが、簡略化され
隆棟もなく太くて頑丈です。火袋は高さが詰まっ
た上下に丸味をもたせた砲弾型で、茶道具に使う
棗、茶筅、上瓶を刻るのが特徴です。中台には薄
い段がつき、その下に六枚の簡略化された蓮華が
入り、側面の下側にも六枚の請蓮華がきます。蓮
華を刻る所は全て六枚の単弁の花弁が基本で、中
台の側面にハート型の刻り込みがあるのも特徴の
一つ。柱はずんどう型で、上部から裾広がりの帯
状の刻り込みがあります。地輪は柱を受ける形で
円型の浮き刻りがあり、地輪の座とよんでいま
す。

全体にがっしりとして、重厚な感じを与える
泰平型灯籠。その意味では善導寺型と通じる
ものがあります。泰平型は庭に入ることが多
い灯籠で、比較的よくつくられるものの一
つ。笠や柱に特徴のある型です。宝珠は珠が
あり、その下に六角形の露盤がつき、これと
エンソは水平につくられます。請花はなし。
屋根の形は、善導寺型の丸味に対し、蕨手が
大きく角ばった感じにつくられています。軒
は一重軒です。火袋は六角で前後に火口があ
り、他の面に+×の形、月に雲、日に雲
を刻ります。中台は火袋を受ける形にやや厚
めの一壇の受け壇を刻ります。側面には枠も
何もつけず刻り込み、側面を受ける形で六弁
の請蓮華を刻ります。柱は円柱で、上、中、
下部に幅の広い節を刻りますが、子節はあり
ません。この柱は泰平型の大きな特徴で、他
に類いを見ない独特のものです。

灯籠といえば春日型を指すほど、灯籠の基本となる
春日型灯籠。本歌は春日大社によく似ているものが
あり、現在の春日型をつくる時の見本になったので
は無いかと言われています。宝珠は下から露盤、請
花、宝珠の三層で請花は複弁の六枚花弁です。笠は
六角形で上部中央から角に向かって隆棟があり、各
隅に蕨手を刻り出します。火袋は六面、前後に火口
があり、正面から左回りに鹿、雲、後戸、三笠山、
透かしの順になる約束事があります。ただし一対で
立てる時は変化します。中台は上部に六角形の受け
壇が二段。側面は複弁の六枚花弁の請蓮華です。柱
は上、中、下部に節を浮き刻りにし、節にそって子
節をつけます。太さは上下同じです。柱の下の地輪
の花弁は六枚、八枚、最高十二枚までつくることが
あります。全体にバランスのとれた形の良い灯籠で
す。



永 徳 寺 型 灯 籠
聚 楽 型 灯 籠
奥 之 院 型 灯 籠







変化に富んだ形で彫刻も多く、派手なのが聚楽型灯
籠。聚楽といえば、かつて豊臣秀吉が京都に営んだ
華麗な邸宅ですが、聚楽型も太閤型灯籠の太閤とい
う名称と共に、秀吉と縁の深い灯籠といえます。太
閤型とよく似ていますが、宝珠の請花は太閤型に比
べやや厚く、花弁と花弁の間に背花をもった六弁の
蓮華が刻られています。太閤型と同じく、露盤はあ
りません。笠は六角で蕨手と蕨手の間の笠の部分に
木の葉の先端のような切り込みがあり、軒は二重
軒。火袋は六角形で、前後に火口があり他の面には
透しや桐、半菊などを浮き刻りにします。厚い中台
には受け壇がつき、側面の上部に直線的なシノギが
あり、側面には定まりの獅子と牡丹が交互に浮き刻
りされます。柱は上部をぐっと細く、下部は上部の2
倍ほども太いという、大きな特徴をもっています。

変化に富んだ形で彫刻も多く、派手なのが聚楽
型灯籠。聚楽といえば、かつて豊臣秀吉が京都
に営んだ華麗な邸宅ですが、聚楽型も太閤型灯
籠の太閤という名称と共に、秀吉と縁の深い灯
籠といえます。太閤型とよく似ていますが、宝
珠の請花は太閤型に比べやや厚く、花弁と花弁
の間に背花をもった六弁の蓮華が刻られていま
す。太閤型と同じく、露盤はありません。笠は
六角で蕨手と蕨手の間の笠の部分に木の葉の先
端のような切り込みがあり、軒は二重軒。火袋
は六角形で、前後に火口があり他の面には透し
や桐、半菊などを浮き刻りにします。厚い中台
には受け壇がつき、側面の上部に直線的なシノ
ギがあり、側面には定まりの獅子と牡丹が交互
に浮き刻りされます。柱は上部をぐっと細く、
下部は上部の2倍ほども太いという、大きな特徴
をもっています。

形は春日型灯籠に似ていますが、全体的に彫刻が多く豪華なのが奥之院型灯籠。本歌は春日大社の奥之院の前に建っているものといわれており、装飾の多さから春日型より一ランク上とみられています。宝珠は下から露盤、請花、宝珠の三層から成り、形は春日型と全く同じです。笠も同じ形ですが、軒の部分に相違があり、春日型の一重軒に対し、軒端の笠の厚み部分に切り込みが入った二重軒になっています。火袋は六面。上下部に各二本ずつ四本の帯が入るのが特徴です。中台は側面の部分に十二支が刻られていますが、この様式は、他に類を見ないもので大きな特徴になっています。柱は円柱につくり、春日型と同じように上、中、下部に節をつけます。地輪は六角地輪で下に泥台をつけるというのが本式。上部を請花と反花の二段につくるのが特徴です。


六 角 雪 見 型 灯 籠
丸 雪 見 型 灯 籠
勧 修 寺 型 灯 籠







純庭園型灯籠なら雪見というくらい、一番多くつく
られかつ知られている雪見型灯籠。初めから庭園用
として鑑賞を目的につくられ、自然石の上に据える
ことを前提にしています。笠いっぱいに雪を積ら
せ、その深さを側面から楽しむといったことから雪
見の名称がついたようです。六角雪見型の宝珠は昔
は小振りで笠と一体でしたが、最近はエンソを長く
つくり、宝珠と笠は別につくる場合が多くなってい
ます。笠は六角で比較的薄く、六隅の軒先は上に跳
ねる形。火袋も六面構成で後ろに火口があり、他の
五面は枠をとりその中に七宝透かしを刻ります。中
台には二段の受け壇がつき、側面に波を刻ります。
中台の下場は笠と逆の形で六隅に耳が下がっていま
す。脚は四角構成で四本。下端部を外側に少し開
き、脚と脚の中央から中台の耳のように垂れをつく
ります。

純庭園型灯籠といえば雪見型。その中でも六角
雪見型と丸雪見型は対をなすものといえます。
丸雪見型は六角雪見型に比べて全体的に丸味が
あり、足なども丸味をもった猫脚で、おとなし
い上品な感じを与えます。宝珠は六角雪見とほ
ぼ同じで下部を円形で薄くつくり、エンソを細
長くします。笠は円形で、上部面に菊の花の花
弁を浮き刻りにし、軒は一重軒で笠の下場に垂
木を刻ります。火袋も丸柱形で側面は前後、左
右に枠をとって四面構成となり、裏側は火口で
前部、左右に七宝透かしを刻ります。中台は一
段の受け壇があり、側面は四区に分割して中に
波を刻ります。また側面の上部には、シノギが
つきます。脚は三本脚で、内側に入った感じの
猫脚となるのが決まりです

笠、火袋、中台、柱、地輪の全てにおいて矩形が基調である。変わった形の勧修寺型灯籠。本歌は、京都・勧修寺の書院前の庭にあるといわれています。宝珠は請花、露盤がなく、珠だけ。特徴的な珠の形は、上部三分の一ぐらいに筋状の刻り込みがあり、二枚重ねのように見えます。笠は幅が長く、奥行きの短い長方形。笠の四隅が笠の下場より垂れ下がっています。火袋も四角形で、四面に枠をとり、火口を抜きます。中台も矩形で上部が平で火袋を受け、側面もなく下部に向かい曲面をつけます。柱も幅が広く奥行きの短い長方体で、前面から見て、長方形の形で柱を抜いてしまいます。地輪も長方形の石板を、上に小さく下に大きく重ねたような二段の構成にします。ほとんど装飾らしいものはありませんが、形がよく、格好のいい灯籠といえます。


桃 山 型 灯 籠
み よ し 型 灯 籠
桂 利 休 型 灯 籠







小型で可愛らしく、装飾のほとんどないシンプルさ
が魅力の桃山型。「桃山」という名称から安土桃山
時代を連想しますが、その時代との関連は不明で
す。笠の正面に桃の実を刻ることからきているかも
しれません。宝珠は珠だけで笠の上にあり、笠はお
椀を伏せた円形で、装飾は何もありません。笠の正
面に桃の実を一個、実の左右に一枚ずつ葉を浮き刻
りにします。火袋は四面構成の円形で、前後に火口
があり、枠を刻り込みます。他の二面には、日、
月、を刻ります。中台も円形で、側面の上下にはシ
ノギがつきます。柱も上、中、下部と同じ太さの円
柱ですっきりとした形。地輪は皿を伏せた感じで一
段の受け壇をつくり、伽藍地輪に仕上げます。この
型は四尺ぐらいが一番美しく、それ以上になるとバ
ランスに無理がでて本来の可愛らしさが失われるよ
うに感じられます。

みよし型は、埋め込み型の灯籠の一種で、神
社・仏閣や庭に入る灯籠ではなく、町の辻々に
建てられて「道明り」の役目を果たしたもので
した。名前の由来は、昔、みよしという人が
「若い頃の所業を改め、世の中を明るくしよ
う」という思いで辻々に灯籠を立てた、その型
が原型になったことからきているようです。形
は四角柱で、上部に火袋があり柱と一体になっ
ているのが一般的な形です。また柱の前には
「みよし」と刻ります。現在一般的につくられ
ている道灯り灯籠は、笠のあるものやないも
の、また丈の長いもの短いものなど、形はさま
ざま。もちろん、今日では辻に立てて明かりを
灯すということはなく、小さな庭などの装飾と
して人気を呼んでいます。

六角雪見型や丸雪見型といった雪見型灯籠の原型となる古代雪見型灯籠。他の雪見型より装飾が少なく素朴な点が魅力で、二尺五寸から三尺ほどのものが多くつくられています。宝珠は一般の利休型や蓮華寺型に似ており、請花も露盤もなく、珠だけが笠の上にあります。この点が派手なつくりの六角雪見型や丸雪見型と違い、素朴な味わいといえます。笠は六角で装飾はなく、軒の下は水平につくります。火袋も六角で、六面を枠にとり、火口を抜きます。この六面全部が火口として抜けている点が、古代雪見型の特徴です。中台も六角で一段の受け壇をつくり、側面は二区に分けて枠をとります。脚の上部には、中台を受けるように受け壇をつけますが、中台の下が丸い場合は丸く、六角なら六角の受け壇をつくります。脚は四本の丸味をもった曲線で、真っすぐ下に下がります。







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